会ったらラッキー!女性会計士

皆さんは仕事やお知り合いで女性の会計士さんに会うことはありますか?プライスウォーターハウスクーパーズ(pwc)のニュースレターに女性会計士についての記事がありました。

 

日本では会計士試験の合格者のうち女性の占める割合は20%ほど。60%を超えるシンガポール、50%くらいのアメリカ、40%のイギリスなど他の先進国に比べても女性の占める割合はかなり低いようです。

 

国内の国家試験と比較しても、医師国家試験の30%超、25%超の税理士試験など、軒並み会計士試験よりも女性合格者の比率は高くなっています。逆を返せば、日本では女性会計士に希少価値がある!?ちょっとラッキー♡なんて思ったり。

 

そんな会計士業界でも、昨年に初の女性の会計士協会会長が誕生し「女性会計士活躍促進協議会」なるものが発足しています。

 

なぜ女性会計士が少ないのか。アンケートや意見交換会から下記のような女性会計士のキャリア形成の課題が抽出されたそうです。

 

①女性会計士のロールモデルが不足しており、多様なキャリアパスを描きにくい

②復職時に情報格差が生じ、知識のキャッチアップに不安がある

③女性会計士のネットワークが未整備

 

自分に当てはめてみると、①については確かにロールモデルになる人はいませんでした。中小監査法人勤務なので、そもそも女性がほとんどいません。産前産後、育児休暇を取ったのは私が初めて!!でも私の場合前例がなかったことで逆にいろいろ融通をきかせてもらえました。

 

こんな風にしたい、と上司に掛け合ったらほぼそのとおりにしてもらえて。復帰当初は週3日を1年くらい、その後も週4日で時短勤務にしてもらいました。2人子どもがいるので、この勤務形態を約8年続けています。繁忙期はもちろんフルで出て残業もしますけど。そのおかげで②のような不安もそこまで感じずにすんでいます。

 

③については、私も思うところがあり。勤務先だけだと他の法人では女性がどんな働き方をしているのか全く情報が得られません。そこで思い立って、女性会計士の方が主催しているママ士業の会というのに先日初めて参加してみました。

 

そこでは会計士だけでなく、税理士や社労士、司法書士、弁護士の方などが集まって、ママで士業という共通項のもと、もう話が尽きません。独立系の方も多くすごく刺激を受けました。みなさんとてもパワフル!

 

集まった会計士の中で監査法人でのらりくらりと10年以上勤務しているのは私くらいでした。激務といわれる監査法人で、子育てをしながらも働き続けてきた人ってもしかしてすごくレアケースかも!?そんなロールモデルも悪くないな、と最近思っています。マイペースの賜物かな(笑)。それを許してくれた勤務先の理解のおかげが大きいですね。

 

皆さんも、お仕事やお知り合いで女性の会計士に会う機会があれば、それはとてもレアでラッキー!そして願わくば頑張る女性会計士にぜひエールを送って下さい!!