女性会計士活躍促進PT 7/7のセミナー②

一般企業に就職してから会計士になり、結婚、出産を経て監査法人勤務を続けているワタシ。40代も半ば目前ということで、セミナーの午後の部でいろんな女性会計士のキャリアを聞けることを楽しみにしていました。ということで、今回は7/7のセミナー②について。

 

②「ワタシのキャリアデザインとライフイベントの軌跡」~女性会計士の多様なキャリアを知ろう~」

 

会計士になるためには、試験に合格した後にも3年の実務経験と補習所通いがあるので、一般的にはまずは監査法人に就職する人が多く、私もそうでした。

 

3年くらいで監査をひととおり経験し、修了試験も終わり無事会計士登録をしたあたりから、それぞれ色々な道に進んで行きます。監査法人に残って昇進して行く人、コンサルティング系に行く人、税理士として個人開業する人、組織内会計士になる人などなど。

 

今回のセミナーでは、3人の女性会計士の方のそれぞれ歩まれてきたキャリアと折々のライフイベントの軌跡を聞かせて頂きました。

 

監査法人勤務を10年以上経たのちに、独立と組織内会計士へとキャリアチェンジをされたおふたりと、私もずっとブログをフォローさせて頂いてきた方で4年で監査法人を退職、専業主婦期間も若干ありながら独立し、人材紹介やセミナーなどもされていてユニークな軌跡を歩まれてきた方と、3人3様の軌跡でした。

 

皆さんそれぞれ、ライフイベントを節目に働き方について悩んだり、新たな挑戦をしたり、挫折を感じたり、赤裸々にお話しをしてくださいました。個人的なことをこういう形で皆さんに提供することは、正直少なからず躊躇われるところもあるはず。でもそれをお話ししてくれた、その気持ちを大事に受け止めたいと思いました。

 

皆さんのお話しを聞いていると、監査法人という組織には特有の空気があるのかな、と思いました。機密情報やリスク管理が厳しい職種であるために、組織風土がリスクを避ける傾向になりやすく、中にいる人たちもその傾向が強くなっている。長く組織にいると、その辺の感覚が鈍くなってきて、それが常識と感じてしまいがちですが、そこには世の中の常識とはすごくギャップがあって。自分のものの見方もかなり偏ってしまっているのかも。必要以上にリスク回避型になっていないか。自分のキャリアを考える上でもよくよく注意しなくてはいけないと思いました。

 

ワタシももう少し肩の力を抜いて、何をしたいのか、自分がどういう仕事をしたいのか、自分の気持ちに素直に耳を傾けられるようになりたいな。そして何より協力してくれる家族に感謝しなきゃいけないな。

そんな前向きな気持ちにさせて頂いたセミナーでした。