“うつのためのマインドフルネス実践 “

今から3ヶ月前のある日に

急に夜眠れなくなりました。

 

寝よう寝ようと思っても

次から次へと勝手に思考が湧き上がり

頭が覚醒してしまう。

 

そんな日が1週間くらい続き

このままではおかしくなると思い

近くの心療内科に行きました。

 

診察結果は適応障害とうつの症状。

この数年、寝つきが悪かったり

やる気が出ない感じ、外出を避けたい気分

判断するのに時間がかかる•••

今思えばうつの症状の兆候はあったのですが

それがうつの症状だということすら

知らなかったんです。

 

診断がでてすぐに仕事をやすみました。

しばらくは本を読んだりする気力もなく

ただただ夜眠りたかった。

昼間は何もやる気になれなくて

体を動かすのもしんどくて。

少し動いては横になり

なんとか家族の食事の用意だけは

と思っていました。

 

ひと月くらいがたって

少し眠れるようになった頃に

夫から読んでみてとこの本を渡されました。

 

 

うつのためのマインドフルネス実践 慢性的な不幸感からの解放

うつのためのマインドフルネス実践 慢性的な不幸感からの解放

 

 

 

マインドフルネス(瞑想)についての本ですが

第1章にうつがどんな病気なのかが

実例とともに分かりやすく説明されています。

 

まさしく自分と同じ症状が書かれていて

そうそう、螺旋階段を下に行くような、、、

この感じ私だけではないんだ

と妙に嬉しくて。

 

それまでは底なし沼の中でもがいていたのが

うつの全容が分かるにつれて冷静になって

足が立つことに気づいた感じです。

 

多分うつの症状は多かれ少なかれ

誰でも経験していることなのだと思います。

夫もすごく勉強になった、と言っていました。

 

この本はそこからさらに踏みこみ

マインドフルネスの実践によって

心と体を解放していく取り組みが

とても丁寧にまとめられています。

 

今うつの症状でつらい方

身近にうつの人がいてサポートをしている方

うつに関心のある方

マインドフルネスに興味のある方

 

多くの方々にぜひ読んで頂きたい1冊です。